四月の風

君に会えた四月の風

KICK THE CAN CREW“住所 feat. 岡村靖幸”MV解禁!

KICK THE CAN CREW 「住所 feat. 岡村靖幸」Music Video - YouTube

発売に先駆けて、MVが本日解禁となりました。雑誌の表紙に収まるように軽めにデンスする君が愛おしい…。

それと同時に、蔦谷さんのツイートがまた凄かった。

 

DAOKOちゃんとのステップアップLOVEの時も、あぁ岡村ちゃんをだいすきな人たちが作り上げた作品だ!と感動したけれど、今回はまたそれとは違った「この人と仕事をしたい」と人に思わせる岡村靖幸というものを強く感じることができました。そして、それが過去の岡村靖幸ではなく、今現在の岡村靖幸がしっかり求められているのが嬉しいし、もっと言えばこれからの岡村靖幸の仕事というものがますます楽しみになる、そんな将来的な明るさを感じることができました。

 

 

 

 

さて、明日はこちら。

おやすみ日本 - NHK総合

和製プリンスとの紹介がまたNHKらしいし、かわいい写真を使ってくれて、ほんとありがとう❤️と思っております。

さてさて何を歌うのか、何を語るのか。昼寝をして備えたいと思います。

 

 

「夫・車谷長吉」高橋順子

 

 

夫・車谷長吉

夫・車谷長吉

 

 


先日借りた「人生の救い」を図書館に返しにいったら、眼の前にこの本があらわれた。
どうやら読めと言っているらしい、車谷長吉、その人が。

 

車谷長吉の人生相談 人生の救い (朝日文庫)

車谷長吉の人生相談 人生の救い (朝日文庫)

 

 

書いたものがすべてだから、遺骨はゴミとしてゴミ袋に捨ててくれ

まるで車谷長吉を看取るために連れ添ったような、妻であり詩人である高橋順子が書く姿は
既に存在する作品を、より生々しく、濃密なものとして感じさせてくれる。

熱烈なる、といっても恋愛のそれというより、車谷の生き様そのものを煮詰めた絵具で描いたような熱烈な絵手紙から始まるこの二人の交際。
そこからの22年間の二人の生活は、他人が入り込めないような長い二人だけの旅路を見るよう。


「自分を追い詰めてゆくと、長吉の息苦しさと息を合わせているような気になってしまうのだ」


解凍した生のイカを丸のまま飲み込み、誤嚥性窒息死。
死後二日目、からからに乾いたイカの軟骨が1本。何かに生まれ変わったような。

二匹の虎が一つ屋根の下に共存したかのような緊張感。生半可な気持ちでは読めない本だった。

「車谷長吉の人生相談 人生の救い」

 

車谷長吉の人生相談 人生の救い (朝日文庫)

車谷長吉の人生相談 人生の救い (朝日文庫)

 

「人間としてこの世に生まれてきたことには救いはない」という吉田兼好の言葉を人生の指針として生きてきた人に、人生相談をしようと思うか?
けなしているのではない。全く新しい、というか唯一無二の人生相談を読んで、おったまげているだけである。
人生相談殺し。
同じく人生相談をやっていた中島らもに、今すぐにでもすがりたくなる。

朝日新聞土曜版「悩みのるつぼ」を再構成したこの本、その名も「人生の救い」。先にこの本を読んで私が出した結果を言うが、人生に救いはない。
なんたる人生相談。相談する意味があるのかどうかも曖昧である。
回答者は車谷長吉。そう「赤目四十八瀧心中未遂」。
私はこの「赤目四十八瀧心中未遂」が非常に好きだ。あまりに好きなので、後半軽く飛ばし読みをし、また数年経ったらじっくり読みなおそうと思って楽しみにしているくらい好きだ。そろそろ読まねば。

 

 

赤目四十八瀧心中未遂

赤目四十八瀧心中未遂

 

ということで、あの作品を書いた車谷さんは、どんな人生相談の回答を出すのだろうという興味本位で読んだが、そういう軽い気持ちはすぐにバッサリと袈裟懸けでやられる。
私がこの本で学んだことは、土手の散歩はいいらしいということ。
基本的に相談に答えていない。いや、いるのかな。いるのかもしれないけれど、なんかもう殺されているの、相談が。
という気持ちで文庫本解説までたどり着いたら、大好きな万城目学が同じような感想を持たれており、非常にほっとしている。
この本の一番の救いの箇所である。

この本を読んだら、とにかく外に出たくなる。
外の空気を吸いたくなる。そして散歩に出たくなる。
内なる精神からの脱出をはかりたくなっているのだな、きっと。
こんな人生相談初めてだ。
一読の価値、大いにあり。





KICK THE CAN CREW15年ぶりのシングルは岡村ちゃんとコラボ!

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さて、先日の武道館ネタで浮かれていたら、間髪入れずにまたまた素敵なニュースが飛び込んできた。
今年の岡村ちゃん、攻めまくりじゃないか!


KICK THE CAN CREW、15年ぶりのシングルでまさかの岡村靖幸とコラボ!「住所feat. 岡村靖幸」発売決定(M-ON!Press(エムオンプレス)) - Yahoo!ニュース


そして喜ばしきは「サウンドプロデュースを蔦谷好位置の文字!
だから蔦谷さん、岡村ちゃんのDATEにいらしていたのね。うひょー!
あぁ、CDTVとか、関ジャムとか、Mステとかさ、次から次へと番組名が浮かんじゃうよね。
しょうがないよね。
こればっかりはしょうがないと思うんだ、うん。

 

しかし何よりも、岡村ちゃんの感想が「楽しかったー!」であることが嬉しい!

既にラジオでもかかっているようですし、早く聴きたいものだな。
もちろん予約も完了しました。

個人的には、このお写真が超絶かっこいいので、期待が倍増しています。
蔦谷好位置 Koichi Tsutaya on Instagram: “KICK THE CAN CREW ✖️岡村靖幸 ✖️蔦谷好位置 #kickthecancrew #岡村靖幸 #住所 #8月29日リリースです 👍”

 

 

 

 

三浦しをん「悶絶スパイラル」

今月2冊目の三浦しをん読了。
非常に心地の良いド腐れ具合。
図書館で借りたが、これも実際お金を出して買わねばならぬ書籍リストに入った。
姉をブタ扱いするなんぞ、弟よ…、と反省を促す光線を目から出しながら読んでいるのだが(全く効果なぞなし)、結果として姉弟の血の濃さを感じて微笑ましくもあり。
もっと羨ましいのは、ふと思いついた時にオタクネタを心置きなく語れる友人がいらっしゃること。
その会話、混ざりたい。

それにしても、まるで何冊か読んだうちの2冊が三浦しをん、というような書き方を冒頭いたしたが、実際は本自体を今月たった2冊しか読んでいない。
ついでを言うと先月もたった2冊。
おのれ、エレカシめー、ミヤモトめー!と原因ははっきりしているので、当分このペースを崩すことはできん。
老眼へのタイムリミットは近づいてきているので、それまでには社内の積読本(恐ろしいことに、家の積読本が我ながら目に余る状態になってきたので、会社にも本を置き始めたところ、社内図書館の様相を呈してきた。助けて…)をせっせと読んでいきたいと思う。
そして、そう思ったそばから、また本を注文してしまった。助けて…。(以下繰り返し)

 

悶絶スパイラル (新潮文庫)

悶絶スパイラル (新潮文庫)

 

 

 

武道館でまさかの競演!岡村靖幸とYUKIって凄くないか?

1996年2月のことだった。
6月14日のブログでも既に書いたが、私にとっての初生岡村が1996年の武道館だった。
ご参考までにその「真・禁じられた生きがいツアー」のセットリストを書いておくと

Boys
青年14歳
19(nineteen)
(E)na
ハッピーウェディング
聖書
生徒会長
いじわる
イケナイコトカイ
Vegetable
カルアミルク
どぉなっちゃってんだよ
チャームポイント
Peach Time
ステップUP↑
ターザンボーイ
だいすき
あばれ太鼓
エレピ&アコギ弾き語り
なごり雪
アコギ弾き語り
Out of Blue
※弾き語りは、岡村ちゃん大百科でおなじみの「君が代」、飯島愛ネタ、そしてホルン担当ネタ。

どうですか。凄いでしょ?そうなんです、凄いセトリだったのです。
表舞台に出ることが少なくなっていた岡村靖幸。登場した彼は、でかいスモック着て、くるくるとした長髪パーマ。
「ハレンチ」のMVぐらいの感じを想像していただくとわかりやすい。
ただただ圧倒されたという感情と、帰り際にバブル期をそのまま96年まで持ち歩いていたようなボディコンのお姉さま二人が
「靖幸もさ、あんなにまだ踊ってるんだもんね。私達も頑張んなきゃ」
と真剣な面持ちで語り合っていたその声と表情が私にとっての初岡村の大事な思い出だ。
以上、おばちゃんの「武道館で岡村のワンマンを私見たんだよ」自慢だ。
完全に年寄の自慢と思っていただいて結構だ。
二階席だったけどな。場所などどうでもよくなるほどの岡村靖幸の存在感だった。

さて、本日、驚くべきニュースが飛び込んできた。
はい、こちら。

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武道館でまさかの競演3DAYS!きゃりー × けやき、岡村靖幸とYUKIは初コラボ - 音楽ナタリー


対バン相手がYUKIちゃんということは、今後ゆっくり時間のある時にでも考えるとして、大事なことは岡村が武道館でDATEをするということだ。2004年タワレコイベントで岡村が武道館に立ったことはあるが、それは2~3曲程度だったと記憶している。
対バンとは言え、武道館DATEは22年ぶりと言っていいだろう。
昼休みにナタリーのお知らせを見た時には、正直手が震えた。
俺、大げさか?
いや、本気で震えた。
なんなら今もちょっと震え気味。そして涙目。
いったいどうしてこのニュースがこんなに嬉しいのか、うまいこと説明がつかないのだが、とにかく私の心の中の岡村靖幸を長年愛でてきた部位がそれぞれプルプルと震えているのだ。あのステージで、まさかまた岡村ちゃんを観ることができるだと?


さあ、チケットは取れるのか。
岡村靖幸公式FCであるモバイルDATEでは先行申し込みが始まった。
震える指で、昼休み中に申し込みを完了した。
ただでさえ対バンで張り切る岡村ちゃんだ。
武道館というステージが狭く感じるほどに、張り切るまくること必至。
これは本気で当てたい。行きたい。
とりあえず、今夜は祝杯だ。

エレファントカシマシ「Wake Up」ツアーin仙台二日目を観た!

以下セトリなどネタバレありです。ご注意下さい。

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さて、同一ツアーを3度も観たのは、人生においてエレカシだけだ。この私が同一ツアーを3度も?と友の多くは驚いているし、私自身が一番驚いている。

 

昨日バンドは生き物、ツアーは生き物だとブログに書いた。自分で書いておいてなんだが、その言葉を本日もう一度使いたい。たった一日で、こんなに違う顔を見せられたら、通い詰めるしかないっしょ?ねえ、そういうことでしょ?と宮本に詰め寄りたい。

なにせ私はライブ終了時、エンエン泣きながら会場を出た。友と泣きながらビールを飲んだ。それほどまでに感動した。盛り上がった。会場の一体感、緊張感、集中度。特に演奏が完全に終わる瞬間を待つということが、完璧に出来ていたと思う。曲の頭から終わりまで貪欲に聴こうとする意志が完全に演者に伝わった。だって、あんな嬉しそうな顔してたから。マイクを持ったままバンバンバンバンあんなに拍手してくれたから。

 

喉が完全に広がった声の出具合。曲のイントロダクションのアレンジの素敵っぷり。何よりも、目ヂカラの凄まじさ。今日の宮本は凄まじいとしか言いようがない。嗚呼、私の語彙力よ!悔しいなぁ、でもこの言葉しか浮かばない。余裕を持って声が出てる→色気ダダ漏れ。ライティングに浮かび上がるその姿は岡田さんの撮る宮本そのもの。痺れるわ。痺れまくるわ。

 

またフロントマンに意識が集中してしまったが(もう今日はほんとすみませんが、こういうテンションです)今日一番の感動ポイントは、「夢を追う旅人」の時の、成ちゃんと石くんが並んでプレイした瞬間。本日成ちゃん側で観たので、この二人のプレイが目の前で行われたのだが、その時の二人の表情が、もうもうもう!優しかった!ちょっとだけ、ほんのちょっとだけの笑顔だったのが。いやー、最高の瞬間だったな。

 

「今を歌え」という曲が作られた、その区切りとも言えるその意味を考えさせられるMCも印象的だった。

「自由」で初夏の風を大いに吸い込む→私も大いに吸い込む。この曲のライブ化けっぷりにはとにかく驚かされた。

 

「旅立ちの朝」は、もう単純にカッコいいです。とにかくカッコいいんです。カッコいい顔して歌っているから、カッコいい声なんです。壮大。

 

「RESTART」、振り向きざま(しかもその振り向き方が猛烈カッコよし)に「行こう!」と歌った瞬間髪が振り向いたことによる勢いで綺麗に右の頰にピタっと全部張り付いた時の神々しさたるや。輝いてるキミは誰?はい、宮本浩次です!

 

ガストロンジャーは、今まで生で10回拝見したが、私的には今日のガスト、最高値更新。あの場、あの時間、あの瞬間でしか生まれない素晴らしいガストだった。

 

昨日よりMCは少なめな感じもしたのだが、言葉はいらないなと。歌で伝え、拍手で返す、そのキャッチボールの力のバランスが心地良かった。だって曲から曲への流れが凄く良かったもの。でも、いつも仙台は温かくむかえてくれて、を昨日も言ってくれたのに関わらず、今日も二度も言ってくれた。カッコいいぜ、カッコいいぜ、よく見えないけど、よく見えないけど。これも二度ずつ。嬉しかった。

 

昨日の、友達がいるのさ、は突然決めたそう。よく合わせましたね、とニヤリ顔でバックの皆さん(主に村山さんにかなぁ)に言っていた。そして、昨日盛り上がったから、と今日も仙台中の電気を消してくれた。「旅」も昨日の盛り上がりを受けての再びのセトリINだったのだろう。最高。

 

そろりそろりと石くんのサングラスをカチューシャ状態にしたのはファイティングマンの時。あのそろりそろり具合がたまらない。

村山さんが、名プロデューサーと紹介されるたび、少しはにかむのもグッとくるし、ルックアット ミッキー!と言われてのミッキーのギターソロも最高。

でも今ツアーの肝は、やっぱりトミのドラム。ありゃ凄い。何回鳥肌立ったか。

そして宮本の「独特」と表現されるギター、これまた今ツアーの肝。ものすごく良かったと思っている。

 

宮本の指差すところ、月は見え、拳を振り上げれば、頑張ろうと思う。宮本が時折見せる、不思議な目線のその先に見据えているだろう未来を私も見てみたいと思う。
私は宮本浩次その人になりたいと思った。その輝く瞳に映る世界を見たいと思った。

 

第一部

01.Easy Go
02.風と共に
03.RAINBOW
04.悲しみの果て
05.神様俺を
06.自由
07.i am hungry
08.ガストロンジャー
09.RESTART
10.夢を追う旅人
11.今を歌え
12.いつもの顔で
13.旅立ちの朝
14.オレを生きる
15.Wake Up


第二部

16.今宵の月のように
17.笑顔の未来へ
18.旅
19.俺たちの明日
20.so many people
21.友達がいるのさ
22.ファイティングマン