四月の風

君に会えた四月の風

エレファントカシマシ「Wake Up」ツアーin仙台二日目を観た!

以下セトリなどネタバレありです。ご注意下さい。

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さて、同一ツアーを3度も観たのは、人生においてエレカシだけだ。この私が同一ツアーを3度も?と友の多くは驚いているし、私自身が一番驚いている。

 

昨日バンドは生き物、ツアーは生き物だとブログに書いた。自分で書いておいてなんだが、その言葉を本日もう一度使いたい。たった一日で、こんなに違う顔を見せられたら、通い詰めるしかないっしょ?ねえ、そういうことでしょ?と宮本に詰め寄りたい。

なにせ私はライブ終了時、エンエン泣きながら会場を出た。友と泣きながらビールを飲んだ。それほどまでに感動した。盛り上がった。会場の一体感、緊張感、集中度。特に演奏が完全に終わる瞬間を待つということが、完璧に出来ていたと思う。曲の頭から終わりまで貪欲に聴こうとする意志が完全に演者に伝わった。だって、あんな嬉しそうな顔してたから。マイクを持ったままバンバンバンバンあんなに拍手してくれたから。

 

喉が完全に広がった声の出具合。曲のイントロダクションのアレンジの素敵っぷり。何よりも、目ヂカラの凄まじさ。今日の宮本は凄まじいとしか言いようがない。嗚呼、私の語彙力よ!悔しいなぁ、でもこの言葉しか浮かばない。余裕を持って声が出てる→色気ダダ漏れ。ライティングに浮かび上がるその姿は岡田さんの撮る宮本そのもの。痺れるわ。痺れまくるわ。

 

またフロントマンに意識が集中してしまったが(もう今日はほんとすみませんが、こういうテンションです)今日一番の感動ポイントは、「夢を追う旅人」の時の、成ちゃんと石くんが並んでプレイした瞬間。本日成ちゃん側で観たので、この二人のプレイが目の前で行われたのだが、その時の二人の表情が、もうもうもう!優しかった!ちょっとだけ、ほんのちょっとだけの笑顔だったのが。いやー、最高の瞬間だったな。

 

「今を歌え」という曲が作られた、その区切りとも言えるその意味を考えさせられるMCも印象的だった。

「自由」で初夏の風を大いに吸い込む→私も大いに吸い込む。この曲のライブ化けっぷりにはとにかく驚かされた。

 

「旅立ちの朝」は、もう単純にカッコいいです。とにかくカッコいいんです。カッコいい顔して歌っているから、カッコいい声なんです。壮大。

 

「RESTART」、振り向きざま(しかもその振り向き方が猛烈カッコよし)に「行こう!」と歌った瞬間髪が振り向いたことによる勢いで綺麗に右の頰にピタっと全部張り付いた時の神々しさたるや。輝いてるキミは誰?はい、宮本浩次です!

 

ガストロンジャーは、今まで生で10回拝見したが、私的には今日のガスト、最高値更新。あの場、あの時間、あの瞬間でしか生まれない素晴らしいガストだった。

 

昨日よりMCは少なめな感じもしたのだが、言葉はいらないなと。歌で伝え、拍手で返す、そのキャッチボールの力のバランスが心地良かった。だって曲から曲への流れが凄く良かったもの。でも、いつも仙台は温かくむかえてくれて、を昨日も言ってくれたのに関わらず、今日も二度も言ってくれた。カッコいいぜ、カッコいいぜ、よく見えないけど、よく見えないけど。これも二度ずつ。嬉しかった。

 

昨日の、友達がいるのさ、は突然決めたそう。よく合わせましたね、とニヤリ顔でバックの皆さん(主に村山さんにかなぁ)に言っていた。そして、昨日盛り上がったから、と今日も仙台中の電気を消してくれた。「旅」も昨日の盛り上がりを受けての再びのセトリINだったのだろう。最高。

 

そろりそろりと石くんのサングラスをカチューシャ状態にしたのはファイティングマンの時。あのそろりそろり具合がたまらない。

村山さんが、名プロデューサーと紹介されるたび、少しはにかむのもグッとくるし、ルックアット ミッキー!と言われてのミッキーのギターソロも最高。

でも今ツアーの肝は、やっぱりトミのドラム。ありゃ凄い。何回鳥肌立ったか。

そして宮本の「独特」と表現されるギター、これまた今ツアーの肝。ものすごく良かったと思っている。

 

宮本の指差すところ、月は見え、拳を振り上げれば、頑張ろうと思う。宮本が時折見せる、不思議な目線のその先に見据えているだろう未来を私も見てみたいと思う。
私は宮本浩次その人になりたいと思った。その輝く瞳に映る世界を見たいと思った。

 

第一部

01.Easy Go
02.風と共に
03.RAINBOW
04.悲しみの果て
05.神様俺を
06.自由
07.i am hungry
08.ガストロンジャー
09.RESTART
10.夢を追う旅人
11.今を歌え
12.いつもの顔で
13.旅立ちの朝
14.オレを生きる
15.Wake Up


第二部

16.今宵の月のように
17.笑顔の未来へ
18.旅
19.俺たちの明日
20.so many people
21.友達がいるのさ
22.ファイティングマン