「西日本豪雨復興支援チャリティコンサート~空に星が綺麗プロジェクト~ 斉藤和義 with Friends」に行ってきました
非常に楽しみにしていたこちらのコンサート、行ってまいりました。
結果から言いますと、やっぱりこういうものって、主催者の人柄が出ますね。
なんともほのぼのと温かい優しいコンサートとなりました。これだけ豪華な出演者がノーギャラ。チャリティーだから当たり前と言われればそれまでですが、なかなかこのメンバーがそういった形で集まるのは貴重なことだと思います。
とにかく笑いっぱなしで、細かいことは既に忘れてしまったのですが、思い出す限り書いておきます。
まずは主催者のせっちゃん登場。「月光」から。
一曲歌い終わって、既に溜息と「疲れた」を口にする。早い。
しかし、それもそのはず。今回はせっちゃんが出ずっぱりの総合司会兼全アーティストとの絡み演奏あり。
「ウサギとカメ」を歌い、さっそく第一のゲスト、せっちゃん曰く「いい加減な男」YO-KINGを呼び出す。
いかにYO-KINGがいい加減かという話。
とにかく手ぶら。海外に行く時も手ぶら。
しかし先日品川のリトルマーメイドでパンを買って、それを持っているところをせっちゃんに見つかってしまい悔しかった話。
もうこの時点で、あぁ、今日ってどうやら「ゆる楽しい」ライブになりそうだなと確定。
「Hey! みんな元気かい?」をYO-KINGのソロで。(この曲って、今回のチャリティーにぴったりの歌詞だなと思いました)
続けてせっちゃんと「素晴らしきこの世界」脈々と受け継がれる清志郎魂を感じながら。
お次は寺岡呼人。生で聴くのはお初です。
最初に歌った「大人」が、これがもう年代の近い私としては沁みまくる歌詞で、「俺たちもうすぐ40歳だってよ」の部分を50歳に置き換えて歌っていました。呼人が50歳の歌を歌うなんて、俺も歳をとったもんだぜ。
そしてせっちゃんとカーリングシトーンズの先日のライブで作ってはいたけれど歌っていない歌ということで「紳士協定」
ここで鈍い私は「そうか、カーリングシトーンズじゃん!」とやっと気づく。トータスのいないシトーンズ。呼人は既に「シトーンズロス」。
さて次の浜崎貴司。ある意味ネタの宝庫。
目の下のくまの話(くまが無い時もあるという驚くべき事実が発覚するとともに、甥っ子にめがねと言われた話まで)。
そして本人曰く「最近中国語が話せるようになった」からの、単に中国風に発音した日本語を話始める。
「それをここでやる勇気がすごい…」とせっちゃん(笑)
この中国語が実は、やけにあとをひく展開に…。
「幸せであるように」アコースティックバージョン。ほんとにこれ、いい曲だよね。生で聴けて嬉しい。
そしてせっちゃんと二人で、共作の宇都宮限定シングル「オリオン通り」
このあたりには、もうMCがどんどん面白くなってきており、「気分の悪いお客さんはいませんか?激しい曲より今日みたいなバラードの時の方が倒れる人が多いそうですよ。みなさん、立ちっぱなしだし。ち○ぽじゃないですよ。」
という下ネタで、斉藤和義を生で観ていることを実感。
ここでMCに拍車をかける男、奥田民生登場。ほろ酔い気分でいい調子。
なぜか物まね合戦に。民生が大友康平を連発。そして永ちゃん、吉川晃司、「幸せであるように♪」と浜ちゃん、田島貴夫の「接吻」も出だしがなかなか出てこないのを客席から助けられ…。これが全部上手いの(笑)
長渕剛も、という話になったけれど、いろいろ危ないので自主規制がかかりました。
せっちゃんは何かできないのかと振られ、憂歌団の木村さんが「歩いて帰ろう」を歌ったら。これ超笑った。
ということでまず民生が「マシマロ」を。
そして「イージュー★ライダー」を二人で。
その前に、イージュー(E10=30歳)があるなら、50、60、70を作ってもいいじゃないか、とせっちゃん。
この話がまた面白く、50はもうライダーじゃなくウォーカーだとか、80だったらオクターブジュースリーパーになるとか。で、結局歌いだすと二人してカッコいいからズルいんだよなぁ。
そして場も完全にあったまったところで、他のお仕事で来れなかったトータス抜きのカーリングシトーンズを2曲。
せっちゃんのトイレタイムもはさみつつ(キレが悪いのでなかなか戻ってこれなかったという報告あり)「スベり知らずシラズ」
ここで「浜ちゃんの中国語」のすべりっぷりをみんなでいじり始め、「浜ちゃん、中国語喋れるんだって?」を繰り返すごとに、なぜかその中国語が面白くなってきてしまい、結果会場大爆笑。
「何シトン」はせっちゃん作。民生のドラムが超かっちょいい。
一転して藤原さくらちゃん登場。22歳。
せっちゃんは「このくらいの子供が俺にいたっておかしくないわけか。お父さんと一緒にお風呂に入れる?(入れませんという答えに)うん、そうだよね。入らない方がいいと思う。お父さんももう娘としてではなく、他の見方を…」
「500マイル」をさくらちゃんだけで。キャロル・キングの「You've Got a Friend」をセッションで。
見た目と違うハスキーボイス。おっさんだらけのステージに一服の清涼剤。
さあ、ここで待ちに待ったCharaちゃんが出てまいりました!
超かわいいお団子ヘアー。「これ何の動物かわかる?」「いやぁ、ねずみとかですか?」「この髪型ね、キリンなの」
この時点で、すでに嬉しさMAXの私。そしたらキーボード弾き語りで「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」ですよ。
しかもせっちゃんのドラムで。まずここで一泣き。せっちゃん、緊張。
「ねえ、せっちゃんってセックスからきてるって本当?」っていう会話もあったな。「私、今日ついていけるかしら。」という敢えてのカマトトぶりも素敵。
そして、もっと素敵だったのが「それじゃせっかくだから呼んじゃおっか。やすゆき」と言って岡村ちゃん登場。
あのeZ a GO! GO!で二人の絡みを何度も何度も繰り返し見てきた私にとっての夢の瞬間。
ステージでの共演は初めての二人。せっちゃんとのダブルギターで、月の形のキラキラしたタンバリンを持ったCharaが歌う「レモンキャンディ」。サビを一緒に歌う靖幸の声も優しく、私は大泣きでした。ほんと素敵だった。
二人の抱き合う姿をしっかりと胸の宝箱に入れました。
そして岡村ちゃんのステージへと。
本日は全体的に弾き語り形式ということがもうわかっているので、靖幸の弾き語りを好物としてきた私は期待大。
「19~たぶん23歳~家庭教師」そして「モテたいぜきみだけに」と「愛はおしゃれじゃない」を歌い始めたかと思えば「住所一緒んとこにしよう」と、完全にプロポーズに取り掛かっている流れが惚れ惚れ。
そこからはお得意のフリースタイル弾き語りに突入。
あまりにも楽しいので、本日のライブの主旨を忘れかけていた私たちに、まさか彼が思い出させてくれるとは!という
「チャリティーベイベー」連呼。
チャリティーベイベってなんだよ、岡村、最高かよ…(嬉
せっちゃんにも「チャリティーベイベって、さすがです」って言われていました。そりゃ言うよね。さすがです。
そしてここからが結構本日の山場。飲み仲間である二人は、ギターがそこにあればたまにやるというブルースセッションを。
岡村ファンにとってはお馴染みの即興ソング(今回は、人生を語り始めたわりに、結局ベッドの中でも、キスしている時でも「さすが」と言われたいという安定のお色気っぷり←この「さすが」部分は歌ではなく、台詞調。さっそくせっちゃんから言われた「さすが」を取り入れた模様)。
もちろん歌っている岡村ちゃんが一見目立つのだけれど、実はものすごーーーーくせっちゃんのギターテクの素晴らしさを引き立たせる演出になっていて、やるじゃん、靖幸!と思いました。めっちゃかっこよかったです、このセッション。
さて、これでアンコールかな、と思ったところに本日のスペシャルゲスト、荻野目洋子登場。
なんですかね、予期せぬ不意打ちの荻野目ちゃんって、超面白くないですか?
何やらせっちゃんが自分のツアーでダンシングヒーローを踊っていたことを、ファンの方が荻野目ちゃんにツイッターで教えたらしく、その繋がりでのまさかの登場。結果、トータスを除くカーリングシトーンズがバックで踊るという、本日一番のカオスな状態へ。しかも民生が結構がっつり踊れているところにそういうとこがまたズルいぞ、民生!と思いました。
ステージに靖幸をのぞく(相変わらずこういうところがいじましくて切なくなりますが、親バカでしょうか?)みなさんが勢ぞろいで「歩いて帰ろう」を大合唱。ベースが呼人、民生がドラム、YO-KINGがハープ。
オーラスはせっちゃん一人で「空に星が綺麗」で大団円。
本日ご出演の男性陣、とにかく声がでかい。でかいし上手い。来れなかったトータスもそうだけど、なんなんでしょうね、
この52歳前後のミュージシャンの豊作っぷりって。なーんてことをしみじみ感じました。
この優しくあたたかく楽しかったその想いは、きちんとチャリティーという形として復興支援に繋がっていくと思います。
とても良いイベントに参加することができました。せっちゃん、ありがとう!