四月の風

君に会えた四月の風

「婦人公論」宮本浩次インタビューを読んで

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ブログに関して、あまりエモーショナルな書き方はしないように気を付けている。

日々の備忘録と言いつつ、人の目にさらされるものなので、感情ばかりが表に出てしまい内容が伝わらない文章になってしまわないようにと思っている。

そして、勝手な思い込みも書かないように気をつけているつもりだ。

 

だがしかし、今回の「婦人公論宮本浩次インタビューを読んで、私の感情は大きく揺さぶられた。それは私が母親という役目を今与えられているからか、自分の母を思ってか、宮本さんの喉の不調により、名古屋公演が延期になったというニュースを知ってから読んだからなのか。

さまざまな要素が重なりあい、私の中でこのインタビューは大きな存在となっている。

 

それにしても、今回のアルバムのプロモーション、いったいいくつのインタビューに答えているのだろう。公式に掲載されている雑誌の数を見ただけで途方にくれていたが、間違いなくそれ以上の数の雑誌に載っているし、それ以外のネット記事、ラジオ出演…。気が遠くなる。

しかも、それぞれに面白く、新しい発見がある。

(一応今のところ、全て取りこぼしなく拝見していると思う)

やはり、その分野によってインタビューの重きを置く内容は少しずつ違っている。

音楽誌、男性誌、女性誌、ファッション誌。

その中でも「婦人公論」は、宮本さんのお母さんに対する部分に重きを置いた。

 

七回忌だったという。

私は先日やっとアルバム「RAINBOW」の初回特典盤のトラック55の存在を知ったくらいの甘ちゃんファンだ。だから、お母様がお亡くなりになったことは知っていても、それがいつのことだったのかまでは知らなかった。

2012年というのは、宮本さんにとって間違いなく人生のターニングポイントだったのだな。

「RAINBOW」という作品自体が非常に優れているので、その中に存在する様々な要素を知らずとも、聴いていて感情を揺さぶられるアルバムなのだが、また一つ静かに私の中で大きな出来事が書き加えられた。

もしかしてあの曲は、あのフレーズは…。

自分の中でだけ勝手に解釈することをお許し下さい、そう思いながら改めて聴いている。

 

コンサートに来てくれた80歳くらいの女性、そこに母親の面影を見出したのではないか。

みんなのうた」「紅白歌合戦」、みんなから祝福をされたような気がしたという、一番先に耳に入った喜びの声は、青空から聞こえる母親の声だったのではないか。

 

私の知り合いは、昔、コンサートで宮本さんのお母様がいらしているのを見たという。

本当に宮本さんはお母さんに似ていると言っていた。それならばきっと

大器晩成だから。

まだまだこれからよ。

そう背中を押した時のお母様の笑顔は、みんなを幸せにするかわいらしい笑顔だったに違いない。

 

今日のブログは、完全に感情的だし、思い込みもいいところだ。

しかし、私の中では忘れたくない記事だったので、アップしておく。

 

婦人公論 2018年 7/10 号 [雑誌]

婦人公論 2018年 7/10 号 [雑誌]