エレカシ・ミスチル・スピッツ!ド・ド・ドーンと集結‼︎ 夢の競演の夢の度合いが想像を超えていた件
このライブが決まった時、ツイッターで、バブル時代忙しさで気が触れたイベンターが企画したようなイベント(うろ覚え)と表現した人がいました。
今日さいたまアリーナの席について、まだ私はそう思っていたし、何なら今もそう思っています。
まあ、こんなこと奇跡に近いでしょう。ミスチルの桜井さんも最初で最後(宮本さんからお声がかかったら、またやりますけど、というサービストークあり)と言ってましたし、今日のライブ「お得」とも言ってました。
出演者がそう言う以上に、今日観ていた全ての人が「お得どころの騒ぎじゃねえぞ!」そう思ったことでしょう。
完全なる春のエレカシ祭り完結版にして大団円。こんな終わり方ある?ってくらいの夢でもみてるんじゃないのか、俺は?レベルの状況でした。
まあ、まずセトリをご覧下さい。
01.春の歌
02.恋する凡人
03.8823
04.初恋クレイジー
05.チェリー
06.愛のことば
07.スターゲイザー
08.浮雲男(カバー)
09.みなと
10.涙がキラリ
11.さわって変わって
12.スパイダー
13.トンガリ'95
マサムネ氏は、私より年上なのに、いつのまにか私の方が年齢を抜いてしまった、と思えるほどの永遠の大学生っぷり。そんな彼らに歌われてご覧なさいよ、チェリーと涙がキラリを。泣くわ。ちなみに宮本さん、涙がキラリが大好きで、裏で聴きながら号泣していたとのこと。
28年前には正座で聴いていたエレカシを今では立って聴いています(直立不動。ぴしっ)などと言いながら、選んだカバーが「浮雲男」。
ミスチルもそうだったのですが、この2バンドのカバーが秀逸でした。ものすごく楽曲に対して敬意をはらい、なおかつ自分達のカラーを出すという、非常に高度でエレカシファンにとっては好感度しかないカバー。
マサムネ氏の声の心地よさったらなかったですわ。ベースの人がめっちゃ動いていてビックリいたしました。
01. Everything (It's you)
02. HANABI
03. innocent world
04. 太陽ギラギラ (カバー)
05. and I love you
06. here comes my love
07. himawari
やさしさ(カバー)をちょっと歌ってからの
08.名もなき詩
まず忘れないうちに書いておくと、ドラムの人の笑顔。常に笑顔。和田唱のような、いや上原ひろみのような笑顔。これ、かなり印象的。
いや、それを言ったらスピッツもミスチルも、みなさん楽しそうだったな、とても。
で、ミスチル。これはもう流石というか、オーディエンスの心を掴むの上手!盛り上げるなぁ、持っていくなぁ。
エレカシが合格したCBSオーディションに、自分達は二年後チャレンジして不合格。そこで、なぜ自分達が落ちたのかソニーの人に聞いたら「地味で個性がない」。もっと見た目に地味だった(笑)エレカシを偵察に明治大学の学祭のステージを観た時の歌声についての驚きを語ったのちに「太陽ギラギラ」。気をつかう方なので、これから歌うエレカシさんとかぶらない選曲を、エレカシファンの方はどうぞトイレタイムとして使ってください、という大いなるご謙遜。歌い始めたら、まぁ、これまた大人の色気ムンムン(死語?)の太陽ギラギラ。くぅー、やるなぁ!
実はもうイノセントワールド聴けただけでも大満足。これまた宮本さん、裏で号泣(本人語る)。
エレカシ、最高ーっ!と叫んではける桜井さん。貴方も最高。
そして、本日の主役登場。
一言、ほんの一言「よろしくお願いします(うろ覚え)」とボソリと言った次の瞬間、
01.RAINBOW
入り方よ!相変わらず度肝を抜かれるわ!どうやったらそんなにみんなの息が合うんですか?日々の練習ですね。わかってます。わかってますとも!
02.奴隷天国
昨日より、完全に解放された奴隷。死ね死ね、エラい言ってました。もう表情がたまんないっす。
03.悲しみの果て
もうこの三曲で、今日の主役は俺たち!
04.星の砂
「中心」は股間だったし、「ハレンチ」は乳首と股間だったし、つまんでポイしてたし、WOWOWで5月に放送ってなってますけど、先生大丈夫ですか?
桜井さんバリに一瞬こちらに歌を委ねた気がするのは気のせいか?
05.風に吹かれて
06.笑顔の未来へ
この二曲は観客も手を左右に振る、手を叩く、そんな場面があるので200レベルから見渡せた私は、その様子を見てグッときました。
07.桜の花、舞い上がる道を
昨日は花びらに気をとられていた部分があったのですが、今日はガッチリ聴きました。聴かせてくれました。今日イチ素晴らしい歌唱だったのではないかと思います。力強く舞い上がっていました、桜の花びらが。
08.風と共に
これもまた凄かった。気持ちの伝わり方が半端なし。聞くたびに桁が上がっていく感じ。
09.ガストロンジャー
やはり宮本さん始まり。かなり慣れてきました(私が)
10.今宵の月のように
やる前に、一番売れた曲です。去年紅白でも、と。みんなしばし温かい拍手。入りがちょっとステキなアレンジでした。
11.Easy Go
今日もやったぜ、新曲。二回も生で聴くと早くも愛着がわきます。息継ぎ部分がないんですと、ゼイゼイ言ってらっしゃいましたが、やっぱりポップ。早くテレビから流れる状態で聴きたい!
12.FLYER
エレカシがラストに選んだのがこの曲って、あまりにも今日という日に相応しく、グッときました。シングルにしようと思って出来なかった曲と紹介していました。
そしてそしてアンコール。夢の3バンドによる
ファイティングマン。
そのファイティングマンに入っていくまでの総合司会の気の使い方よ。総合司会として、俺がまとめなくちゃ!という思いが強かったのか、だがしかしその時出た言葉が桜井さんに向かって
「僕の歌どうでしたか?」
桜井さんのこの時の戸惑い50、笑い50くらいの表情がすごく良かったので、ここはカットなしでお願いしたい。
まあ、夢でした、マボロシでしたと言われても、そうかもね、と思えるようなファイティングマンでした。ミスチルのドラムの人はタンバリン叩いてるし。←もう彼から目が離せない
「スピッツの皆様には演奏を、そしてMr.Childrenの皆様には踊って頂きます」
こんなこと言えるの宮本さんくらいだと思いました。
日本を代表する3バンド。ずっとメンバーが変わらずに約30年間活動してこれたのには、大いに訳がある。その理由がはっきりとした、見せつけられた見事なステージでした。
石くんからギターを奪い、次の瞬間には豪快に投げる。
140歳と150歳はそんなに差がない。0歳と10歳は差がある。10歳と20歳は差がある。以下続く。
今日、石くんのお誕生日です、と言うのではなく、バンドのメンバーのお誕生日を順番に言っていき、石くんに繋げていった先生の照れとやさしみ。
さいたまベイビーさいたまベイビーさいたまベイビーさいたまベイビーたまたまベイビーたまたまベイビーたまたまたまたまさいさいさいさい。
そして、スフィンクス…。
ツアーファイナルとは全然違う、しかし本日ホスト側という、しかしやはりライバル達との合戦という意味合いすらもつ、非常に難度の高い内容を、テンションが上がりっぱなしで通した、全くもって感情の溢れ具合が愛おしい宮本さん。だいすきです!だいすき過ぎて、昨日一枚、今日一枚、例のアクリルパネル買っちゃったじゃないですか!どうしてくれるんですか!(嬉)
最後の締めが「お尻出してプー」でした。後ろの席の恐らくミスチルファンの男性が「小学生…?」と思わず声に出してしまっていたのが本日のハイライトでした。
春のエレカシ祭り、昨日今日とすごいものを観ました。「愛されるエレカシ」を多方面から確認した二日間でございました。最高の二日間をありがとうございました!