四月の風

君に会えた四月の風

あなたの優しさを何に例えよう。エレカシツアーファイナルを観て。

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私のこの一年間は、今日のこの日のための一年間だったのではないか、というほど楽しく幸せなライブだった。

楽しく幸せな、だけじゃ言葉が足りないなぁ。こんなに最初から最後まで泣きっぱなしだったライブは初めてだ。

 

一年前のThe coversの赤いスイートピーと喝采を観て衝撃を受け、そこから即FCに入った。47都道府県のチケットは既に発売され、ATBのデラックス盤も申し込みが終わっていた。しかし、そのことの重要性が分からず、悔しく思うことすらなく、CDを聴き始めた。どれから聴いたら良いかわからず、ATBから。そこからは、まるで転がるようにエレカシに向かって日々走り込みを続けた。部活だ。大好きな部活に入った部員並だ。

 

チケットをお譲りいただいた神奈川公演。全く知らない曲が2曲あった。そして曲目と曲が一致しないものが半分あった。
野音では、もっと知らない曲が多かった。
仙台公演で、やっと神奈川の復習ができた。なんとか曲も憶えた。しかし歌詞はまだ憶えてはいなかったと思う。

あれから五ヶ月。今日の歌、新曲以外全部歌える。曲目もすぐに出てくる。

 

一年というのは、この歳になると、あっという間に過ぎていく。それはもう仕方ないことだと思っていた。
エレカシを好きになってからの一年は、長かった。息子の受験期と重なったので、おそらく背中を強く押してくれるものを求めていたのだと思う。
エレカシの曲を新しく知るたびに、歌詞を憶えるたびに、私にはひとつひとつ想い出が増えていった。想い出の中に曲が組み込まれることはあっても、曲に想い出を作ってもらったのは初めての経験だった。それほど私はエレカシに強く惹かれ、影響を受けた。

 

去年の夏、訳もわからずとった今日のチケットが、こんなにも自分にとっての一年間の総決算となるとは、夢にも思わなかった。

今日のエレカシは、宮本さんの歌は、本当に会場の人達への感謝の気持ちと、楽しませようという誠意に満ち溢れた、優しさに満ち溢れたステージだった。私は、懐の広がったタイミングでファンにさせてもらったのかもしれない。そして彼らの持つ優しさにやっと私は気づくことができたのだ。

 

セトリや、一曲一曲について書こうと思ったが、WOWOWで生放送もされ、プロのライターの方もたくさんいらしていたので、極々個人的な感想を残しておくことにした。

東京の開花宣言が出された今日、桜の舞い散る、舞い上がるステージで歌っていた宮本浩次の美しさに、私は胸がいっぱいになった。
ありがとう、エレカシ
そしてこれからも、よろしくお願いします。

最後に、このブログのタイトルを「四月の風」にした自分を褒めたい。今日のラスト、素晴らしい素晴らしい四月の風が吹いたから。

 

2018.3.17 さいたまスーパーアリーナ

01.3210
02.RAINBOW
03.奴隷天国
04.今はここが真ん中さ!
05.悲しみの果て
06.星の砂
07. i am hungry
08.夢のかけら
09.風に吹かれて
10.ベイベー明日は俺の夢
11.昔の侍
12.さらば青春
13.笑顔の未来へ
14.桜の花、舞い上がる道を
15.ズレてる方がいい
16.今を歌え
17.風と共に
18.ガストロンジャー
19.俺たちの明日

 

20.男餓鬼道空っ風
21.この世は最高!
22.RESTART
23.夢を追う旅人
24.今宵の月のように
25.Easy Go(新曲初披露!)

 

26.あなたの優しさをオレは何に例えよう
27.so many people
28.友達がいるのさ
29.涙
30.ファイティングマン

 

31.四月の風

 

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